いきおくれ女子いろいろウォッチ

映画の備忘録として

イタリア映画祭に行ってきた。

GW恒例のイタリア映画祭。

いつもは、まったりとGWの間にイタリア映画祭に通いつつ、お買い物したりしつつ、美術館に行ったりしつつ…なのだが、今年は後半に「あれ」がある為、前半に集中して通う。(あのラインナップ…チケット大人買いしちまったよ。いまいましい。)

今年のお買い物の成果は、交通会館のマルシェのこごみとタラの芽くらいだよ。きぃ〜〜ぃ。

私はお料理が下手くそなので、タケノコとかワラビの灰汁抜きなんて出来ないので、アクの少ない山菜を、煮びたしにしたりポン酢あえにするくらいがせいぜい。こごみとタラの芽は、私でも扱える山菜なのだ。そんで、それをつまみにして、お酒を飲むのです。極楽〜〜

交通会館は、アンテナショップが色々あるので、他にもふき味噌だの、海苔の佃煮だの、ままかりの酢漬けだの、なんていうか、茶色い侘しいお買い物を楽しみました。そんで日本酒を飲んでました。極楽〜〜

この季節は新酒が色々あって、本当に楽しい。お酒を飲み過ぎてしまう人には、美味しいお酒にはまる事をオススメしたい。美味しいお酒は高いから、あまり沢山飲めないし、酔っ払うと、それまで美味しかったお酒の味がわからなくなるから、そこで終了する事が出来る。

まぁ、味なんか関係なく、焼酎を浴びるほど飲んで酔っ払うっちゅうのも楽しいけどね。

 

さて、イタリア映画祭。

この映画祭の観客は、他の映画祭と違って、映画が好きという人よりもイタリアが好きという人が多いと思う。

2,3年前かな?ジャンフランコ・ロージ監督と想田監督のトークがあったのだが、その時アンケート的に挙手を求められた。これから日本で劇場公開されるロージ監督の作品と、想田監督の作品を見たことある人。結果は、前者を見た事がある人の方が多かった。どちらもドキュメンタリー映画の監督なのに、まだ日本で劇場公開されていない作品を見ている人の方が多かった。映画好き、ドキュメンタリー映画好きよりも、イタリア好きの人が多いんだなぁ、と思った。

あと、イタリア映画祭のカタログは、非常に写真が多い。キャストが非常に細かく書いてある。巻末には、特に人気のある俳優達のキャリアやフィルモグラフィーまでついてくる。さらに、そこには、交際中だの破局しただの、週刊誌みたいな情報がのっている。そんな映画祭はイタリア映画祭だけ!

今年の1番のなんじゃこりゃな情報は、ヴァレリア ゴリーノのページ。「スカマルチョ(ジョン・ウィック2のマフィア)と結婚秒読みと言われていたが2016年破局」…必要か?この情報。でも、イタリア映画祭は、スターのファンとかが多いから、きっと必要なのでしょう。毎年楽しくゲスゲスしく拝見しております。

 

今年は、19本(内新作14本)中、9本鑑賞。

基本的に私は、劇場公開が決定している作品は、映画祭では見ない。(なお、劇場公開されやすいのは、ヒューマンドラマとコメディー。)

映画祭では、劇場公開しなさそうな作品で好み(と思われる)作品を中心に攻める事にしている。スター俳優の出ない地味な人情物は、劇場公開されないけど、あまり見ない。

今年は、「フォルトゥナータ」は底辺女性が奮闘する良質なヒューマンドラマ、「環状線の猫のように」はいい感じのイタリアンコメディーだったので、もしかしたら劇場公開か特集上映とかされるかもしれないので、見なくても良かったかも。

シチリアン ゴースト ストーリー」「チャンブラにて」「侵入する女」は、地味なマフィア映画。恐らく劇場公開はムリ。三作とも非常に良い作品だったので、これは見てよかった。「チャンブラにて」は他の二本ほどアート寄り(シチリアン〜)でもなく、ドキュメンタリー寄り(侵入する女)でもなく、物語も他の二本よりは分かりやすいけど、それでも劇場公開はムリだろう。見といて良かった。

以上、雑な感想。詳しい感想は、また書くかも。