いきおくれ女子いろいろウォッチ

映画の備忘録として

EU FILM DAYSに行ってきた。ーラスト センテンス

EU FILM DAYSは、今年は5/26から始まっていたのだが、今日ようやく行ってきた。

毎年、GW明けはなんか疲れが吹き出して、あまり映画を見ないのだが、今年は体調崩した事もあり、更にダラダラしていた。GW明けは15本位しか映画見てないよ。

さて、EU FILM DAYS一本目は「ラスト センテンス」。どんな映画かというと、「中立政策を取るスウェーデンで、1945年に亡くなるまで反ファシズムを訴え続けたジャーナリスト、トーニー セーゲルステットの生涯を描いた映画」との事。

これが抜群に良かった。完全に魂をもっていかれた。

帰りの電車で調べたら、監督のヤン トロエルは2014年の東京ノーザンライツで特集が組まれていた。「ハムスン」と「マリア ラーション」、この2本ともすごく面白かった。

とくに「ハムスン」は、私がもし小町映画ベスト10を選ぶとしたら、間違いなくランクインさせる、私のこれまでの人生で見てきた何千本という映画の中でもトップクラスの小町映画。すごいよ〜

そういえば、「ラスト センテンス」も小町要素てんこ盛りだった。

 

色々書くの面倒くさいので(おい。)一つだけ。

冒頭、そして劇中も何度も繰り返される、川の流れの映像とシベリウスの悲しきワルツ。それを見ていると、頭の中で別の物語が始まってしまう。

私は、映画に集中しすぎると、たまに頭の中で別の物語が始まってしまう。映画がつまらないとか、集中できないとかではなく、面白くて映画に集中しすぎると、たまにそういう事がある。何故か全く関係ない物語が頭の中で始まってしまうのだ。

今日は、悲しきワルツがかかると、頭の中で乱闘というか殺し合いが始まった。

格闘シーンのBGMって、交響曲とか派手だけど、あの静かな悲しきワルツで、結構派手なアクションだった。イメージとしては、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の火事のシーン。

誰かそんな感じの映画作ってくんないかな。

 

「ラスト センテンス」は、本当に素晴らしい映画だった。血は一滴も流れないし、残酷な表現は一つもありません。幽霊はちょっと出てくる。そして、小町度数高めです。