いきおくれ女子いろいろウォッチ

映画の備忘録として

頭がパックリ割れましたーコロナの時代の通院それから2020のまとめ

いや〜2020年は本当に大変でした。

3月くらいからずっと家にこもっているのでマジで色々辛いのですが、新型コロナに関しては私なんぞよりよっぽど大変な方達が沢山いらっしゃると思います。それでも私は私なりに色々辛かったです。

ずーっと在宅勤務で、そのため運動不足でぷよぷよ肥え太り、おかげさまで人生最デブ記録を更新…私は食べても食べても太らず、自称・高校球児の胃袋、他称・フードファイターとまで呼ばれていたのに…ぷよぷよ

しかし上には上がいます。会社の人に「太りました〜」と言うと、「5K太った」とか「10K太った」とかいう恐るべき返事が返ってきます。意味がわからない。私は体質でそんなに肥え太る事は出来ません。でも、お正月太りも重なり、人間ドックでは昨年比2K太っていました…洋服のサイズ的にはもっとヤバイ…ぷよぷよ〜。

まぁでも、私的に一番辛かったのは頭がパックリ割れちゃった事ですかね。

コロナの始まりのころに銭湯で貧血起こしてぶっ倒れまして、完全にブラックアウトしたので全く受け身を取れず、後頭部をモロにうちました。しかも排水の金具のとこ。そんでパックリいっちゃった訳です。

パックリっていうのは、救急搬送された病院でお医者さんに言われました。

通院した会社の側の病院でお医者さんに傷を初めて見せた時に「状況がわからない…」と言われたので、経緯を説明した後「救急搬送された病院ではパックリいってると言われました。」と言ったところ「確かにパックリいってるね〜」とお医者さんと看護婦さんにうけたので、多分パックリいっちゃっていたんだと思います。知らんけど。

とにかく傷の治りが悪くて、肉が盛り上がってこなくて傷がなかなかふさがらず、傷がふさがったかと思うとまた血を吹き…を約1ヶ月以上繰り返しました。なんか、スパッと割れたような傷は治りやすいみたいなんですけど、私の傷は打ちつけた破裂したような傷なので、ふさがりにくいとの事でした。知らんけど。まぁ、確かに傷あとはジグザグのY字になってました。無理矢理寄せ集めて縫い合わせた、って感じでした。ちなみに、4針の傷です。

そして、4月の緊急事態宣言直前に「最初の縫合の時に雑菌が入っているのかもしれない。傷の周りを抉って綺麗にしましょう。」という事になり、なんか手当てしてもらいました。知らんけど。

なんか傷の周りを抉ったらしいので傷は痛むし辛かったんですけど、緊急事態宣言出ると映画館閉まっちゃうので、土曜日だったので帰りに映画見に行きました。「CURED」です。イギリスのゾンビ映画です。日曜日も消毒してもらうため病院に行ったので、非常に辛かったのですがしばらく映画を見る事が出来ないと思い、まさに死ぬ気で映画を見に行きました。オタクですから。見たのは「ゾンビ」です。馬鹿だと思います。

で、頭がパックリいってるので、マジでつらくて、ぼ〜っと映画を見ていました。どんくらい辛いかというと字幕読んでいるのに読めないくらい辛かったです。意味わかりせんか?そうですか。

「ゾンビ」見ながら思ったのは、トンカチでゾンビの頭をカチ割るシーンで、傷口がスパッと綺麗に割れているのを見て「そんな綺麗な傷口のワケがない。」と思いました。もっと破裂したような汚い傷口になります。そしてそういう傷口はくっつきにくいので治りにくいのです。ソースは私の頭です。

傷口がどんなになってるのかまるでわからなかったのですが、とにかく、24時間四六時中ズキズキと痛むので、なんか手当てをしてもらったんだな、って感じでした。寝ることもできないほど常に痛かったです。その状況で映画見に行こうと思えるって、マジおたくすげぇわ、と思いました。

月曜日に先生がスマホで傷口の写真を撮って見せてくれたのですが、真っ赤な三角形の傷口がパックリあいていたので、思わず「先生、これどうやって縫うんですか?」って聞いちゃいました。(後から考えると、きゃ〜怖い〜とかいう反応の方が女子っぽかったか、と思いましたが、私、変な映画を沢山みているのであの程度の写真ではビビれないんですよ。)「縫わないでこのまま肉が盛り上がるのをまちます。」という…「先生、ここ、髪の毛はどうなりますか?」もっと他に心配する事はないのか、というくだらない、しかし大事な事を確認する私。「毛根潰れてしまったので髪の毛ははえてきません。」えぇっ、それって、つまり、は…g…

傷心…

とにかく痛かったのですが、この頃から、なんか自分の身体が頑張っている感じの痛さになり、多分これはそのうち治るんじゃないか、と思いました。知らんけど。

先生に「なんか自分の身体が頑張っている感じの痛さになりました。」と言ったら、うけてました。

 

結局パックリいっちゃった次の日のみ年休で、あとは通院のための遅刻のみで乗り切りました。毎年年休大量に余らせているのでいくらでも休めたのですが、そうも言ってられない状況だったので。まぁ、痛みで集中出来ず、ぱあ助な仕事ぶりでしたが。

3月から在宅勤務だったので、緊急事態宣言の最中に家から会社のそばの病院に通院して家に帰って仕事する、という訳の分からん事をしていました。

傷口が後頭部なのでほとんど眠る事が出来ず、傷口も半年以上痛かったので、本当に辛かったです。1,2時間毎に起きるというのが半年くらい続きました。普通に眠る事が出来るようになったのは、9,10月ころからです。

眠れないと疲れがとれず、キツかったです。

あ〜辛かったわ〜〜 

 

で、4,5月の緊急事態宣言の最中に東京の総合病院に通院していて思ったのは、看護師さんや先生方がとてもポジティブに元気に頑張っていらしたこと。新型コロナの事がまだよくわからない中で、沢山の患者さんに接しながら、明るくポジティブに振る舞っていらっしゃる姿を見て、医療従事者ってすごいなーと思いました。

通院していたのが脳神経外科だったので、状況が理解できない方とかいらっしゃるんですけど(熱があるのに予約しているから来ちゃうおばあちゃんとか。)根気強く応対してらっしゃいました。

私は、100歳で大往生した祖母(火葬場の職員さんが、100歳でこんなにしっかりと骨が残っているなんてすごいですね、健康だったんですね、と言われるような病気知らずの人)に兄弟の中で体質が一番似ていると言われている母にそっくりと言われているものすごく健康な人間のため、病院とは全く関わりなく過ごしてきたので、病院ってどんな感じなのかよく知らなかったのですが、素晴らしいなと思いました。

とにかく、治ったかと思うと血を吹くを繰り返していたので、日曜日に救急で消毒してもらったりしていたのですが、ガラガラでそれほど待たずに処置をしてもらっていました。

先生によると、冬の日曜日の救急は例年はインフルエンザの患者さんが多い時には100人くらいいる、との事でしたので、かなり異常な状況だったのだと思います。

 

そんなこんなで、2020年は色々大変(ハゲて傷心)な1年でしたが、映画は232本見ることが出来ました。

在宅勤務だったので、会社帰りに映画館による事が出来なかったし、頭がパックリいっていたので、映画どこじゃなかったのですが、頑張りました。

ここ5年くらい少し映画を見過ぎでいたので、特にここ2年くらいは超見過ぎており、ずっとどうにかしたいと思っていたので、ちょうどいいくらいの鑑賞本数かな、と思います。

ベストは、「ある画家の数奇な運命」でした。

ニューシネマパラダイス」のような、普遍の愛が帰ってくるラストがとても良かった。ナチスが出てくるのですが贖罪とかではなく、悪い奴が栄えてもそれとは関係なく人生も愛も続いていくという、美しくも力強い物語でした。まさに映画、といった感じの物語でした。

 

あ、そうだ、ちなみにまだ、傷、痛いです。

はやく「うっ、古傷が」と言えるようになりたいです。