カナザワ映画祭に行ってきた。
ラインナップ見た瞬間にチケット全部買いを決めていたのだが、実際に大人買いをしてしまった。
だって、私の小学生のころの愛読雑誌はムーと詩とメルヘンだったんだよ〜〜詩とメルヘンは、学級文庫においたり、友達と絵を模写したり、先生に貸してあげたりしてた。でも、ムー友達は一人だけ。たった一人だけ。毎号楽しみで楽しみで、ワクワクしながらコッソリ二人で回し読みをしたよ。私は特に読者の本当にあった怖い話系が大好きで、いつかこんな怖い目にあいたい〜と、ずっと願い続けていたけど、ダメだった。金縛りすらない、霊感0人間。
映画祭は、脳みそから変な汁が噴き出すほど楽しかったのだが、本当に疲れた。その割に、脳みそは興奮状態なので、火曜日になってもなんか寝付けない。
それにしても、GWを半分潰してまで鑑賞する価値があるとは、とてもではないが思えない、あのクソラインナップ。でも、楽しい。悔しい…この苛立ちを、一体どこへぶつければいいのか…
一日目は、モンスター×爆発とか、モンスター×放射能とか、なんかそんな感じのばっかり見ていた。なんか理由つけようとすると、すぐ放射能、どうにか事態を収拾しようとすると、すぐ燃やして大爆発。そんなんばっかり。本当にそんな映画ばっかり、一日中ずーっと見ていた。しかもインターバル15分くらいで。
二日目は、恐竜、怪人、魚人、野人が暴れまくってた。恐竜を追っかけたり、追っかけられたり、変身したり、殺したり、殺されたり、ロンリーだったり、めっちゃくちゃ。そんな映画ばっかり、一日中ずーっと見ていた。しかもインターバル15分くらいで。
三日目は、魔物でまた放射能…と思わせといて、今回唯一のいかれているけど普通の映画(?)がありつつ、野人祭。そんな感じの映画をインターバル15分くらいで、一日中ずーっと見ていた。
四日目は、野人とゴリラがなんかしてんのずーっと見てた。(雑)
ちなみに、四日間の共通点は、UMAではない。共通点は「女がウザイ」。今回のカナザワ映画祭の裏テーマは、実は「女がウザイ」じゃないかという疑惑がわき起こるほど、ウザイ。あのウザさ、話が通じない恐ろしさは、UMA以上。クソ映画って、本当に女性の扱い、やる事、やられる事が、酷い。
テキサス チェーンソーとかは、女がウザくない。何故なら、悲鳴が素晴らしいから。訳のわかんないウザイ理屈を言ったり、駄々こねてるヒマがあったら、悲鳴をあげて逃げ惑え、と思う。
そういえば、去年の年末頃に見た爆音のテキサス チェーンソーは本当に素晴らしかった。素晴らしい悲鳴だった。
なお、今回のカナザワで私が一番気に入ったのは、「ネアンデルタールマン」。とにかく酷いクオリティなんだけど、ブサ可愛いいところにほっこりした。あれ、ずるいよ。
漂う哀愁、滲み出る情念が強い作品ほど、味わい深い。イーガーやワニ人間、ポゼッションは、その点で素晴らしかったと思う。
でも、ネアンデルタールマンのブサ可愛いさの前では、無力。あの、つぶらな愛くるしい目の前では、全く無力。
可愛い、マジ最強ですわ。